湯島〜水道橋を歩く
多くの文化人が住み、学び、愛したまちコース概要
- START!湯島駅
- 湯島天満宮(湯島天神)
- 麟祥院
- 東京大学赤門/育徳園心字池(三四郎池)
- 旧伊勢屋質店
- 文京ふるさと歴史館
- 大クスノキ
- 本郷給水所公苑
- 東京都水道歴史館
- GOAL!水道橋駅
学問の神様・菅原道真公を祀る湯島天神からスタート。春日局の墓所・麟祥院から東京大学、多くの文人・文化人が居を構え、近代日本の文化の中心地として栄えた本郷エリアから、神田川(水道橋)へと向かうコース。
START!湯島駅
湯島天満宮(湯島天神)
学問の神様・菅原道真公を祀る神社で、湯島天神と呼ばれています。梅の名所としても有名です。境内には、銅製の鳥居(都指定文化財)や迷子探しの奇縁氷人石(区指定文化財)があります。1995年には社殿が総檜造りで改築されました。境内に至るまでには、男坂、女坂、夫婦坂の3つの坂があります。
麟祥院
1624年、春日局の願により三代将軍・家光の命で殿堂を造立。「報恩山天澤寺」と称し、後に「天澤山麟祥院」と改号。春日局の墓石の四方と台石には穴があり、「願いが通る」と江戸時代より人々に参詣されました。
東京大学赤門/育徳園心字池(三四郎池)
「赤門」は1827年、加賀藩十三代藩主・前田斉泰が十一代将軍家斉の娘・溶姫を正室に迎える際、当時の慣例にならい建てられたもの。「三四郎池」は三代将軍・家光の訪問の際に造られた庭園内にある「心字池」のことで、夏目漱石の名作『三四郎』の舞台になりました。
旧伊勢屋質店
樋口一葉が生活に困った時にたびたび通ったとされる質屋。本郷・菊坂にあり、蔵や見世、座敷を有した明治期の建物です。建物所有者の跡見学園女子大学と区の協働で、建物内部を一般公開しています。開館日:土曜・日曜(休館日あり)・毎年11/23(一葉忌)
文京ふるさと歴史館
1991年に開館した区立の地域博物館。常設展示室では、文京区の歴史・文化、暮らし、ゆかりの文学者や史跡などについて、展示資料やコンピューターシステムでわかりやすく学べます。
大クスノキ
本郷三丁目駅から約5分、ビルの谷間にそびえ立つ大クスノキ。「本郷弓町のクス」や「楠亭の大クス」、「弓町の大クス」とも呼ばれ、親しまれています。推定樹齢は600年、地上約1.5mの位置では幹周りが約8.5m。5、6月には美しいクリーム色の花が咲きます。司馬遼太郎の「街道をゆく」にもこの木が登場しています。