茗荷谷〜春日を歩く
桜や紅葉、四季の景色があるまちコース概要
- START!茗荷谷駅
- 占春園
- 石川啄木 終焉の地 歌碑・顕彰室
- 播磨坂 さくら並木
- 小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)
- 傳通院
- 源覚寺(こんにゃくえんま)
- GOAL!春日駅
文京区を代表する桜の名所・播磨坂や小石川植物園など、四季の景色の移り変わりを楽しめる小石川エリア。徳川ゆかりの名刹や江戸から現在まで庶民に親しまれるこんにゃく閻魔など、今も住宅街の中にわずかに残る下町の風情を感じられます。
START!茗荷谷駅
占春園
徳川光圀の弟・松平頼元が、1659年に屋敷を構えた庭園の名残。かつてはホトトギスの名所としても知られていました。教育の森公園側の入口に、日本では珍しいシロマツやダイオウショウがあります。
石川啄木 終焉の地 歌碑・顕彰室
1911年、本郷の喜之床からこの地に移った石川啄木は、翌年、肺結核により26歳でこの世を去るまで暮らしました。2015年に「歌碑」と「顕彰室」を設置。歌碑には啄木が最後に創った二首を直筆で再現。顕彰室では啄木の足跡を紹介し、直筆原稿の複製も見学できます。
播磨坂 さくら並木
第二次世界大戦後の区画整理によりできた「環状3号線」の一部として整備。かつてこの地にあった松平播磨守上屋敷にちなみ、「播磨坂」と名付けられました。1960年に桜の木が地元の人々の手により約150本植えられ、今では立派な桜並木に成長しています。
小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)
かつてこの地には、五代将軍。綱吉の館林藩主時代の別邸がありました。日本最古の植物園で、1684年に「小石川御薬園」となり、1722年には園内に「小石川養成所」が創設。1877年に東京大学の附属となりました。
傳通院
1415年、浄土宗第7祖の了誉聖冏上人が「無量山寿経寺」として開山。1602年に、徳川家康が生母・於大の方の菩提寺とし、法名「傳通院殿」から傳通院と呼ばれるようになりました。境内には、於大の方や家康の孫・千姫など、徳川家ゆかりの女性の墓が数多くあります。
源覚寺(こんにゃくえんま)
宝暦(1751〜64年)の頃、老婆の眼病を閻魔大王が自身の右目を与えて治し、老婆は感謝して好物の「こんにゃく」を断ち、供え続けたとされています。以来、「こんにゃくえんま」と呼ばれ信仰を集めています。また境内には歯痛緩和の「塩地蔵」も安置されています。