護国寺〜江戸川橋を歩く
江戸から近代へ文化と伝統をつなぐまちコース概要
- START!護国寺駅
- 護国寺
- 鳩山会館
- 東京カテドラル聖マリア大聖堂
- 講談社野間記念館(休業中)
- 永青文庫
- 肥後細川庭園
- 関口芭蕉庵
- ホテル椿山荘東京
- 江戸川公園
- GOAL!江戸川橋駅
都心にありながら江戸の面影を伝える「護国寺」、丹下健三設計の「東京カテドラル 聖マリア大聖堂」、熊本藩主細川家下屋敷跡地にある肥後細川庭園、細川家に伝来する歴史資料や美術品等を保存、公開している永青文庫、南北朝時代から椿が自生する景勝地として知られた椿山荘の名園など歴史と文化が感じられるコースです。
START!護国寺駅
護国寺
五代将軍・綱吉が、生母・桂昌院の願いで1681年に建てた祈願寺で、後に、武運長久を祈る将軍家の祈願寺となりました。本堂は元禄期の建築工芸の粋を結集したと言われています。1928年に近江より移築された書院造りの月光殿とともに、国の重要文化財に指定されています。
鳩山会館
元総理大臣・鳩山一郎が、友人の建築家、岡田信一郎の設計により、1924年に建てた洋館。小川三知の手による美しいステンドグラスを配した英国風の建物です。鳩山家四代の記念品、愛蔵品を展示するほか、バラに彩られた庭園などが公開されています。
東京カテドラル聖マリア大聖堂
1887年にこの地に開かれた聖母仏語学校の付属聖堂が始まり。後に関口教会となり、木造ゴシック式の聖堂が建てられましたが、東京大空襲で焼失。現在の大聖堂は1964年、丹下健三の設計で建築されました。ステンレス・スチール張りの外装、内部に柱が1本もない造りがユニークです。
講談社野間記念館(休業中)
講談社の創業90周年を記念に造られ、創業者・野間清治氏が集めた、「野間コレクション」と呼ばれる美術品を中心に展示。講談社の出版事業にかかわる貴重な出版文化遺産も数多く所蔵しています。建物は、旧社長宅を改装したもので、4つの展示室と休憩室を備えています。
永青文庫
江戸時代の熊本藩主・細川家の江戸下屋敷跡の一角にあり、十六代当主・護立氏が1950年に設立した美術館。国宝8点、重要文化財32点を含む、細川家伝来の歴史資料や美術工芸品約94,000点を収蔵。年4回、様々なテーマで展覧会を開催し、作品を公開しています。
肥後細川庭園
江戸時代末期に、熊本藩主・細川家の下屋敷だった場所にあり、台地の起伏を活かし、立体的眺望を持った見事な池泉回遊式庭園です。大正時代に建てられ、細川家の学問所として使われた「松聲閣」は、歴史性を生かして改修され、2016年にリニューアル。建物・庭園とも無料で見学できます。
関口芭蕉庵
江戸時代の俳人・松尾芭蕉が、1677年から3年間暮らした場所。二度目の江戸入りの後、神田上水の改修工事に携わり、この地にあった水番屋「龍隠庵」に住んだとされています。後に芭蕉を慕う人々によって「芭蕉庵」と呼ばれるようになりました。現在のものは戦後の建築です。
ホテル椿山荘東京
関口台地の南斜面、神田川沿いに広がる東西に細長い公園。川沿いにソメイヨシノが植えられており、春は多くの花見客で賑わいます。藤棚のあるテラスや重量感のある石が配されている御影石の広場、西洋風の山小屋をイメージした時計搭のあるあずまやなどが楽しめます。テラス先の石組みの池は、神田上水取り入れ口に使用されていた大洗堰を復元しています。
江戸川公園
江戸時代、上総久留里藩主・黒田豊前守の下屋敷があった場所で、明治期に山縣有朋の邸宅が建てられました。もともと椿が多く自生していた土地であったことから、椿山荘と名付けられました。現在は宿泊や食事などに利用できます。庭園には国の有形文化財の三重塔があり、美しい四季折々の景色とともに楽しめます。